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2018年4月30日 (月)

住太夫さんの訃報

こんにちは、にわ子です。

文楽人形浄瑠璃の人間国宝、七代目竹本住太夫さん(93才)の訃報を知ったのは、ドライブ中の車の中でした。

私が文楽を観るようになったのは2008年からで、その頃すでに住太夫さんは80才を過ぎていましたが、彼が出演する公演はなかなかチケットが取れない程の人気ぶり。
盆が回り住太夫さんが床に現れると、客席から沸き起こる期待の拍手とかけ声。
切場を語り終え、床本を捧げて深々とお辞儀をする彼に贈られるその日一番の大きな拍手。
鑑賞歴の浅い私でも、彼の巧みな人物の演じ分けに感動し、悲しい場面での胸に迫る語りには思わず涙してしまうほど心を打たれる、まさに別格の存在でした。

高齢なだけに「いつまで住太夫を聴けるだろうか」、そんな思いで東京公演の度に劇場に聴きに行ったことが思い返されます。

そして脳梗塞で倒れての休演と、過酷なリハビリを経ての奇跡の復活。

最後に住太夫さんを聴いたのは2014年5月、引退公演の千秋楽です。
ああ、これで本当に最後なんだと思うと、寂しさと、これまで感動させてくれたことへの感謝と、お疲れ様でしたの気持ちで聴きました。

「浄瑠璃はええもんでっせ」と、芸と言葉で伝えてくれた住太夫さん。
彼を聴けて良かったと改めて思います。

にわ子

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